「むぅ」
一人の少女がぽつりと呟く
  
「めぇ」
続いて、もう一人の少女がポツリ。
  
「もぉ」
またまた続いて、少女がポツリ……、
  
「暇なんだよね。暇なんだろ? 暇なら暇って言おうか。」
何時もの用に、あおぞら部で一番の突っ込みさん。
カズナさんがにっこりと微笑みながら言う。
 
……今背筋がゾーッとしたのは気のせいか?
多分暇な人皆、思ったはず。
  
「暇ってハッキリ言っても、誰も構ってくれないじゃーん」
あおぞら部で一番の誤☆爆女王、麗華さんが頬を膨らませながら言った。
「構ってくれないじゃーん」
あおぞら部で一番のテヘ、な重甲戦士さん、Riccaさんが麗華さんに続けて言った。
「じゃーん」
あおぞら部で一番の寝落ち女王、蓮華さんがまたまた続けて言った。
  
「うん、だから、皆違う言葉言おうよ」
カズナさんが蓮華さんの"ん"の言葉と同時に言った。
やっぱりにっこり微笑みながら。
  
「暇なら功績祭りにでも行けばー?」
風香林の裁縫所で製作しながら、レインさんが言った。
  
「めんどくさいー」
麗華さんがだるそうに、小さく口にした。

「功績祭り!!」
麗華さんの声が聞こえなくなるほどの大声で
Riccaさんが叫んだ。
 
「行きたい!!!」
それに続けて蓮華さんが、
目を輝かせてRiccaさんより大きな声で叫んだ。
 
「え……?」
麗華さんが驚いた顔で、小さな声で呟いたのは誰も知らない。
 
 
 

 
 
そんなこんなで、雷轟の廃墟へ功績祭りに行く事になった。

巨石の原で皆が必死に走っている中、
一人が呟いた、
 

「……4人で行くのー?」
功績祭り行かない、と言っていた麗華さんが
Riccaさんに引っ張られたまま小さく呟いた。
  
流石にこの声は気づいたのか、
みんなの足がピタリと止まった。
   
「ももももっと一杯居たほうがいいよね……」
「だだだだだよね……?」
  
Riccaさんと蓮華さんが声を震わせながら言った。

「人集めればいいだけの話だろ」
カズナさんがみんなの前に出て、言った。

カズナさんが心の中で
「俺今良い事言った」って浮かれているのは
誰も知らない。
 

 
 

皆一回風に戻り、
" 功績祭りに行く人 " を探し始めた。
 
 
続(え
 
 
─
 
 
続きますヽ(^o^)丿★